女性　42歳

最初、矯正を勧められたのは高校生の時でした。その時は親に金銭的に負担をかけたくなく、断り続けていました。

大人になってからも「これも個性」と思い特に不自由もなく、大笑いしても恥ずかしく思っていませんでした。しかし、３年前八戸市に転勤となり、こちらで歯科健診を受けさせていただいた時に矯正を勧められ、内心「この年令で？必要ないのでは？」と思ったのですが、矯正による機能的な意味、虫歯防止など丁寧に教えていただき治療を受ける決心がつきました。

今まで麺類を前歯と下唇で切っていたのですが歯が揃い始めると前歯だけで噛み切ることができ、感動した事を今でも覚えています。母親も「若い頃に治療してあげられなくて、ごめんね」と一番心にかけていた様子で歯が揃った事を喜んでくれました。それが一番うれしかったかもしれません。そしてなにより、老後できるだけ自分の歯で食事がしたいので矯正に「遅い」はないのだと思いました。